御願神事(俗称 竹割まつり) 2/10 11:00〜
「竹割まつり」の俗称を持つ御願神事は、毎年2月10日に行われる例祭です。
天武天皇白鳳五年(677年)、の宝祚窮国家安泰御立願により、治世にも乱を忘れないようにと、山幸彦の炎出見尊(ほほでみのみこと)と、兄で海幸彦の酢芹尊(すせりみこと)の神軍(たたかい)にならい、尚武の道を忘れぬための行事とされています。

午前11時より、幣殿において宮司による祝詞奏上の後、境外の鳥居前に待機していた敷地、岡、両区の青年・壮年数十人が白衣・白短袴姿で境内に突入し、炎々と燃える御神火を潜り、2メートル余の青竹を境内境外問わず激しく地面に打ち叩く姿は壮絶をきわめます。

続いて拝殿より長さ20メートル太さ30センチもある、大蛇に擬した長縄を引きずり出し、境内境外を引き回した末に敷地橋上より大聖寺川に投げ入れる。その勇壮さに毎年多くの地元民や見物客から喝采を浴びています。

知っていますか? 御願神事ミニ知識
竹割の青年はどんなひと?
神社の東隣にある敷地と西側にある岡町を中心とする青年。赤い鉢巻はその代表や厄年の人です。当日は潔斎といい身を清めて奉仕します。
神事の青竹は何本?

毎年奉納されますので若干変動はありますが、数では約三百本、長さ約2メートルです。
大縄の長さは?
長さ約20メートル、直径約25センチ、重さは約180キロにもなります。
神事直前の日曜日などに、敷地の町で大縄を編む光景がみられます。こちらも迫力満点。ぜひ一度ご覧下さい。
火をつけて燃やすものは?

アズマヤとよばれ、三角錐に竹で土台を組みその上を藁で覆います。神事開始の合図の盤木が鳴ると同時に火をつけます。
代々、岡町の辰川家が忌火司としておこした神聖な火を用います。
神事がすぐに始まらないのは?
神事に先立ち、加賀市・江沼郡をはじめとする人々からのお供えを捧げ、ご神前で宮司が国の平和と隆昌、五穀豊穣や殊に加賀市と江沼郡の平和と隆昌を祈願します。続いて献幣使の祭詞を奏上した後に神事が始まります。
神事まで鈴や太鼓が鳴らないのは?
神事の合図の版木が最初で、その後に竹を叩き割る音となります。古来2月1日から盤木が鳴るまで鳴り物禁止となっています。
神事に用いられた竹を持ち帰る人がいますが?
(1)天井裏に置くと雷避けになる
(2)玄関先に置くと魔除けになる
(3)箸にすれば身体健康、病気平癒、虫歯予防になる。
そのほかにも大縄の藁を魚編みに結ぶと豊漁になる等、様々な言い伝えがあります。
この神事に用いられた竹や大縄には、悪事災難を除き、疾病を免れる霊験があります。なによりも1年の無事や様々の願いを祈る心が最も重要なようです。
昔と今の違いは?
いわれにあった通り互いに叩き合い、綱引きを行って勝敗を決めていたようです。明治中頃までは、篝火を焚き夕方から夜にかけて行われていました。そして、近年雪が少ないのがちょっと残念です。
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